2011年8月7日日曜日

2011-08-06

  1. kenji_kajiya 8月6日か。期せずして「はだしのゲン」に触れたので、前にツイートしたことと一部重なるかもしれないが、「はだしのゲン」について書いてみる。
  2. kenji_kajiya 広島に赴任して、「はだしのゲン」を通しで読んで驚いた。小学生のときは絵柄のインパクト圧倒されて、何も読めていなかった。
  3. kenji_kajiya 「はだしのゲン」は最後どうなるのか。この質問に答えられる人は少ない。全部で10巻あるし、最終巻は1987年に出たので無理もない。私も最近まで知らなかった。
  4. kenji_kajiya 「はだしのゲン」は、ゲンがアーティストを目指すところで終わる。「はだしのゲン」とは、アーティストになる物語なのだ。
  5. kenji_kajiya 「はだしのゲン」には、4人の画家が登場する。父親が日本画家で、ゲンが世話をする病人と仕事先の上司の2人が油絵の画家である。この3人に大きな影響を受けて、ゲンが4人目の画家になるという物語なのだ。
  6. kenji_kajiya では、「はだしのゲン」の特徴とされる、いわゆる「トラウマ」的表現と、アーティストになることとは、どう関係するのか。論文はそれをテーマに書いたものなので、興味のある方は読んでいただければと思います。 http://t.co/TkzQVkX
  7. kenji_kajiya この「はだしのゲン」論で十分に展開できなかったのは、いわゆる「トラウマ」的表現に対する批判的な読解だ。「トラウマ」という言葉は、個人の統合性とナショナル・アイデンティティを容易に結びつけてしまう。
  8. kenji_kajiya 個人的な体験を社会的なメッセージにするとき、「トラウマ」という言葉は便利に使われる。しかし、アイデンティティを前提とし、統合的に機能してしまう(それこそアンタゴニズムを許容しない)言葉が見えなくしてしまうことも多いと思う。この問題は、改めて論文にしようと思います。
  9. @egamiday お盆はわりと混みますよ。

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